Record China 2018年8月21日(火) 21時50分
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アジア大会のサッカーで日本がベトナムに敗れたことを日本の世論があまり問題視しないことについて、韓国メディアは「今回の大会は日本にとって東京五輪の準備でしかないため」と報じた。写真はアジア大会開会式。
19日、ジャカルタ・アジア大会の男子サッカー1次リーグD組の最終戦で、日本はベトナムを相手に0‐1で敗れたが、韓国メディアはその敗北をあまり問題視しない日本の世論に注目している。
この試合で日本は、前半3分に先制点を奪われた後、最後まで追い付くことができずに0‐1でベトナムに敗れた。この結果、すでに16強入りを決めていた日本は、2勝1敗の勝ち点6で2位通過となった。日本はこれまで、U‐23(23歳以下)代表及び年齢制限のないA代表はベトナムに負けたことはなかったため、韓国・京郷新聞は20日付の記事でこれを「予想外の敗北」と報じた。
記事は、18日の試合で同じく東南アジアのマレーシアに敗れた韓国と比較している。「明らかに恥なのに韓国とはなぜか感じが少し違う。初めてベトナムに敗れた日本だが、自国では非難の声があまり挙がっていない」とし、その理由について、「2年後の東京五輪を念頭に置いた布石がある」と分析している。
日本は今大会の代表チームのメンバーを全員U‐21(21歳以下)の選手で構成している。森保一監督は、今回の大会で用意されていたオーバーエイジ3枠を1枠も使用しなかった。記事は、日本とは逆にオーバーエイジ枠をフル活用し、ソン・フンミン(トッテナム・ホットスパーFC)、チョ・ヒョヌ(大邱FC)、ファン・ウィジョ(ガンバ大阪)を動員した上で敗北した韓国代表チームを引き合いに出し、「(敗北を非難しないのに)十分な理由だ」と評している。そして「東京五輪でメダル獲得を目指す日本にとって、今大会は準備の一環に過ぎない」と分析した。
これについて韓国のネット上では、「実力がないってことを隠すのが上手いね」「日本特有の言い訳だな。実力がないって正直に言えないのか」「そうやって東京五輪を見据えて準備していても、いざ五輪となると韓国よりも早く脱落するだろう」といった、今回の敗北は純粋に日本の実力がないだけだと見る声が多く見られた。中には「国際大会は実験したり練習したりする場ではない。最高のメンバーで結果を出す場だ」という、日本の代表メンバー選出の方法を非難する意見もあった。
対して、「韓国みたいに監督の采配ミスや真の実力で負けたわけじゃないんだったら、まだ救いがあるよね」「わが国の選手は兵役免除のことしか考えてないからな」と、自国の代表チームを案ずるコメントも一定数寄せられた。(翻訳・編集/右田)
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