Record China 2012年8月8日(水) 11時51分
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7日、中国国民の関心を集めていた中国の男子110mハードル代表・アジアの昇り龍こと劉翔選手と、バレーボール女子代表チームは共に敗退した。写真は陸上ダイヤモンドリーグ2012上海大会に参加した劉翔選手。
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2012年8月7日、中国国民の関心を集めていた中国の男子110mハードル代表・アジアの昇り龍こと劉翔(リウ・シアン)選手と、バレーボール女子代表チームは共に敗退した。中国大手ポータルサイト・新浪(SINA)が伝えた。
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劉翔は2004年アテネ五輪の男子110mハードルで金メダルを獲得し、アジア初の陸上短距離種目の五輪金メダリストとなった。一方バレーボール女子代表もアテネ五輪で金メダルに輝き、同大会において中国の団体種目で唯一の金メダルとなった。
両者共にアテネ五輪以降は波乱に満ち、女子バレーチームは選手の入れ替えなどで戦力が安定していなかったが、徐々に力を蓄え、2011年のアジア選手権では6年ぶりに女王に返り咲いた。続くワールドカップでも奮闘し、見事3位につけ、ロンドン五輪の切符を手にした。
劉翔は自国開催となった2008年北京五輪では、アキレス腱の負傷により棄権し、引退もささやかれたが、手術を乗り越え少しずつ調子を取り戻していた。2011年世界陸上では妨害があったにも関わらず銀メダルを獲得し、妨害により失格になった選手を弁護するなど人間的に成長した一面も見せた。さらに今年行われた陸上ダイヤモンドリーグでは、追い風参考記録ながら、世界記録に並ぶ12秒87を叩き出し、存在感を見せつけた。
両者は苦難を乗り越え、上り調子で臨んだロンドン五輪だったが、劉翔は1台目で転倒し、予選敗退となった。劉翔は右足をかばいながらコース脇を走り、最後のハードルで自分のレーンに戻り、ハードルに別れを告げるかのように口づけをし、ゴールラインを通過した。女子バレーボールチームも準々決勝で日本チームと対戦し、フルセットの後日本に惜敗して、ロンドン五輪の幕を下ろした。
中国は現在金メダル数を34枚に増やし、他国開催の五輪では最も良い成績を収めているが、劉翔と女子バレーボールチームの敗退により、CCTV(中国中央電視台)解説者が劉翔の敗退に涙するほど、中国国内では喜びよりも失意の方が強いように感じられた。
(翻訳・編集/内山)
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