Record China 2012年8月7日(火) 21時35分
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7日、中国人ブロガー、呉知逢氏が「瀋陽のゴーストタウン化は中国の悲劇」と題した記事を中国のブログサイトに掲載した。
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2012年8月7日、中国人ブロガー、呉知逢(ウー・ジーフォン)氏が「瀋陽のゴーストタウン化は中国の悲劇」と題した記事を中国のブログサイト・和訊博客に掲載した。以下はその内容。
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瀋陽では最近、閉店ラッシュが続いている。現地政府によるコピー商品の取り締まりを避けるためだ。来年、「中国全国運動会」が開催されるため、公安局と工商局が合同でかなり力を入れた取り締まりを行うらしい。場合によっては、警察に連行されることもあると聞いている。
噂によると、つまようじ売りのおじさんが「木の伐採許可証」がないことを理由に罰金3万元(約36万円)を要求された。このほかにも似たような話が街中を席巻し、瀋陽は今、ゴーストタウンと化している。何を言われても役所には逆らえないという恐怖から、コピー商品を扱っていない正規の店までもが店を閉じてしまっている状態だ。
コピー商品の撲滅を目指すことは素晴らしいことだと思う。だが、問題はそのやり方だ。悪いことをしていない市民まで、食用に殺されるのを待つ子羊のようにビクビクと怖がっている。これが真の法治国家で普通にみられる光景なのだろうか?少なくともこうした取り締まりが、市民の協力のもとで計画的に行われているわけではないことは分かる。
こうしたむやみな取り締まりは、私有財産を無視した無責任な行為だ。2009年に湖北省武漢市の私有航空会社「東星航空」が破産宣告を受けたのも、実は副市長を怒らせたことが原因といわれている。中国各地で多くの私営企業の経営者が最後には地元政府に「抹殺」されているのだ。特に経済が遅れた地域では日常茶飯事だといえる。
これは中国の悲劇であり、中国人の悲劇でもある。私有財産が保障されない土地で一流の企業が育つわけがない。こうした現状が改善されない限り、瀋陽のようなゴーストタウンが中国各地に出現する可能性があるということだ。(翻訳・編集/NN)
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