高学歴化が進む中国、大学院生が100万人を突破―政府教育部発表

2007年3月8日、政府教育部は「2006年度学生数に関する統計報告」を発表した。この発表により、2006年には大学院生の数が100万人の大台を突破、110．7万人に達したことが明らかになった。

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発表によると、2006年の大学院生数は、前年比、12．6万人の増加になっている。しかし、伸び率は鈍化傾向にあり、前年に比べ6．5％低下した。この伸び率の鈍化傾向は、大学生・短大生の募集人数にも見られる。その内容だが、一般大学の募集人数は540万人で、伸び率7．05％。この数字を2005年と比較すると、35．5万人の増加にはなるが、伸び率は5．7％の低下となる。また2006年には、全国の大学院生・大学生・短大生・社会人大学の学生数は、合計で2374万人を超え、前年比278．5万人の増加、伸び率は13．2％の増加となっている。

他、独立学院（既存の大学が協力者と合弁で設置した大学）は、私立大学よりも発展が早いことが統計からわかり、2006年には54．3万人の学生を募集、在校生は146．7万人にもなった。一方、私立大学の募集人数は50．1万人、在校生は133．8万人で、独立学院より下回っている。

高等教育に関しては、全国の民間高等教育（普通科、社会人大学、社会人短大を含む）は計103万人の学生を募集し、その伸び率は11．1％という結果であった。民間高等教育機関の在校生は、280．5万人で、前年比31．9％の増加となっている。加えて、2006年には私立の高等教育機関が9％増えており、合計596か所になったという報告もあがっている。（翻訳・高口康太/編集・饒波貴子）