女性が逆切れした痴漢に殴られる、誰も助けず、地下鉄側は「露出の多い服が…」―広東省広州市

Record China    2012年8月7日(火) 11時1分

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2日、広東省広州市の地下鉄で、逆切れした痴漢に殴られた女性が周囲の乗客に見て見ぬ振りをされるという事件が起きた。写真は広州地下鉄3号線。

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2012年8月2日、広東省広州市の地下鉄で、逆切れした痴漢に殴られた女性が周囲の乗客に見て見ぬ振りをされるという事件が起きた。羊城晩報が伝えた。

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事件が起きたのは広州地下鉄3号線。被害者の許(シュー)さんが体育西路駅で降りようとした時、同じ車両に乗っていた男にお尻を触られた。そこで、「何するのよ!痴漢!」と叫んだところ、男は逆切れして許さんを蹴った。驚いた許さんは慌てて逃げたが、男は追いかけてきた。

追い付いた男はさらに許さんの頭部を何度も殴打。その後、何事もなかったかのように地下鉄に乗って去っていった。当時、駅には大勢の人がいたが、「誰もが見て見ぬ振り。逃げる私からみな遠ざかっていきました」と許さん。「事件後、丸1日頭痛が続きました。知り合いの助言で翌日、警察に通報しました」と語る。

広州地下鉄にも公式ミニブログで事件を訴えた。ところが、広州地下鉄の回答は「痴漢して女性を殴るなどもってのほか。ただ、女性側にも上着を羽織るなどの対策をお勧めします。過度の露出は痴漢に遭いやすくなりますよ」とまるで女性側にも非があるような言い方。

許さんは「あの日は普通の半そでワンピースを着ていた」と反論。呼び掛けを見たネットユーザーたちからも「薄着にならなければ痴漢に遭わなくなるのか?だったら、なぜ冬も痴漢に遭うのか?」「女性専用車両を導入すべきでは」などの声が上がっている。(翻訳・編集/NN)

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