中国指導部が薄氏夫妻の事件で意思統一か、薄氏は党除籍の可能性―英メディア

Record China    2012年7月28日(土) 8時58分

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26日、中国当局が薄熙来前重慶市共産党委員会書記の妻・谷開来容疑者らを故意殺人罪で起訴したことを受け、英紙は薄氏の「運命」について分析した。写真は3月、第11期全国人民代表大会第5回会議の閉会式に出席した薄氏(写真中央)。

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2012年7月26日、中国当局が薄熙来(ボー・シーライ)前重慶市共産党委員会書記の妻・谷開来(グー・カイライ)容疑者らを故意殺人罪で起訴したことを受け、英紙フィナンシャル・タイムズは薄氏の「運命」について分析した。英BBCが伝えた。

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谷容疑者の起訴発表は、中国指導部がこの事件の処理について意思を統一させたことを意味する、と記事は指摘する。米シンクタンク、ブルッキングス研究所ジョン・ソーントン中国研究センターの李成(リー・チョン)主任は、薄氏は中国共産党から除籍処分を受ける可能性が高いとの見方を示す。今回の起訴発表については、温家宝(ウェン・ジアバオ)首相が公の場で事件を処理することを承認したことを意味するものだとしている。

米ニューヨーク大学の中国法律問題専門家、孔杰栄(コン・ジエロン)氏は、中国共産党が司法権のすべてを握っているため、薄氏夫妻に対する起訴もすべて慎重に党の政治利益に合わせる形になると指摘する。これまでの流れを見ると、中国の指導者が政治問題に関し、一旦こうと決めたらあとはものすごい速さで処理されるというのが一般的だ。

秋の第18回中国共産党全国代表大会(18大)を控え、谷氏の事件を早々に終わらせたい中国政府は数週間以内に同氏に対する判決を下す可能性が高い。一方、薄氏の運命の最終決定については、「それよりもう少し後になる」との見方を記事は示している。(翻訳・編集/NN)

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