同衛星は6月5日に打ち上げられ、その観測範囲は西は中央アフリカ、東はオセアニアに跨がり、24時間連続で「一帯一路」(the Belt and Road)沿線諸国に専属サービスを提供し、気象予報から防災・減災・災害救助などに必要なデータを提供する。一帯一路沿線諸国は気象資料が乏しく自然災害が深刻なため、世界気象機関及びアジア太平洋宇宙協力機構は中国に対して、同衛星の位置を西側に移すことで、風雲シリーズ静止軌道衛星の観測範囲を拡大するよう求めた。国防科技工業局と中国気象局はその後、アジア太平洋宇宙協力機構と風雲気象衛星応用協力意向書に署名し、その位置を西に7.5度移すことを決定した。
この記事のコメントを見る