金正恩氏「人民が願うなら空の星でも摘んで与える」=中国ネットの反応さまざま「ますます偉大な指導者に」「60、70年代感濃厚」

Record China    2018年8月8日(水) 17時20分

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8日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長がこのほど、「人民が願うなら空の星でも摘んで与える」と発言したことが中国で話題になっている。

2018年8月8日、北朝鮮金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長がこのほど、「人民が願うなら空の星でも摘んで与える」と発言したことが中国で話題になっている。

中国メディアの海外網は、北朝鮮国営朝鮮中央通信の4日付の報道を引用。金委員長がこのほど、平壌のトロリーバス工場やバス修理工場を視察したことを伝えた。

金委員長は新型トロリーバスに試乗し、「前回の試乗時よりも内装の質感などが向上し、騒音や振動が減った」などと評価。「これからわれわれが作った新型の路面電車とトロリーバスが各通りを縫うように走り出す。とても壮観で、人民も喜ぶだろう」と語った。

また「人民が願うなら空の星でも摘んで与えるというのがまさにわが党である」とし、「2人の偉大な指導者は首都の旅客輸送問題解決のために大いに心血を注ぎ、労苦をいとわなかった。だが志を貫徹することはできなかった。老朽化した大衆交通手段を利用せざるを得ないわが人民に、不便な思いをさせた。タクシーが増えるのを見るたびに心が重かった。今や展望が開け、本当に満足だ」とも語った。

中国のネット上では、金委員長のこうした発言について「人民に良い暮らしをさせたいという理想。正恩氏は素晴らしい同志だ」「朝鮮人民に幸あれ」「ますます立派な指導者へと成長している。これは朝鮮人民の幸福だ。困難な環境下でも人民の幸福をあきらめない」などと称賛の声が多く上がっていた。

一方で「60、70年代感が濃厚」「貧しい子が、空のお星さまが欲しいと願うのは無邪気でかわいい。だがお菓子やおもちゃをねだりだしたらそれはわからず屋だ」「こうして見ると、彼らの幸福感は、中国人のそれとはずいぶん距離があるな」「人民の幸福感のレベルを最低にまで抑制するのはとても複雑なプロジェクトだ。西側諸国では到底なし得ない」などと指摘する人もいた。(翻訳・編集/柳川)

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