羽田空港の自販機で話題のヒット商品、「日本の戦略は手本に」―華字紙

Record China    2018年8月9日(木) 6時50分

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7日、華字紙・日本新華僑報は「缶入りスープに見る、日本の国内外での和食紹介」と題する記事を掲載した。資料写真。

2018年8月7日、華字紙・日本新華僑報は「缶入りスープに見る、日本の国内外での和食紹介」と題する記事を掲載した。以下はその概要。

羽田空港で最近、人気に火が付いた飲み物がある。自動販売機で売られている「だし汁」だ。缶入りのドリンクで商品名は「うまだし」。毎月2万個以上売れているヒット商品という。日本の和食は13年、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の世界無形文化遺産に登録された。

そこである日本の食品メーカーが「『和』をブランドにできる」と考え、かつお節や昆布など6種類の食材を使い、しょうゆ味のさっぱりした「だし汁」を缶入りドリンクとして開発した。羽田空港で販売しているのは「日本に来る外国人観光客に、ぜひ味見をしてほしい」ことが理由という。

世界遺産に登録されて以降、日本政府は世界に和食を広めることを国策として推進してきた。米国、フランス、ブラジルなどで和食フェスティバルを開催。著名人や海外在住の日本人を「和食大使」に任命し、メディアなどを通じて外国人にも日本伝統の味を知ってもらう努力を続けている。17年10月までに、海外で和食レストラン11万軒以上が営業。2年間で3割近く伸びた計算になる。特に中国を中心としたアジアでの増加が著しい。

美食は文化であり、国のソフトパワーになる。美食文化の大国、強国として、中国は自国の味を世界に広めるため、どうすればいいだろうか。日本の手法は手本になるだろう。(編集・翻訳/大宮)

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