Record China 2018年8月7日(火) 13時10分
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遼寧省では猛暑のため、養殖ナマコにかつてない被害が出ている。ナマコが死にはじめたのは7月23日ごろで、すでに6万8000トン、金額にして68億7000万元(約112億円)分の損害が出たという。写真は死んで水面に浮かんだナマコ。
遼寧省では猛暑のため、養殖ナマコにかつてない被害が出ている。ナマコが死にはじめたのは7月23日ごろで、すでに6万8000トン、金額にして68億7000万元(約112億円)分の損害が出たという。中国中央電視台(中国中央テレビ)などが6日付で伝えた。
遼寧省ではこのところ、猛暑が続いている。同省では極めて珍しい、最高気温摂氏40度以上が観測される場所も出るほどだ。ナマコは水温が摂氏30度を超えると死ぬ割合が急増するという。
遼寧省では7月23日ごろから、死んでしまう養殖ナマコが目立ち始めた。同月28日には養殖池の水温が30度を増えることが多くなり、特に深さ7メートル以下の養殖池では大量のナマコが死んで浮かび始めた。
省海洋漁業庁の調べによると、死んだナマコは累計で6万8000トンに達した。損害額を68億7000万元とする報道もある。
省当局により養殖家に派遣された専門家が水温を下げることに協力したり、ナマコが死んだ養殖池の殺菌消毒を指導したりしているという。同省で養殖ナマコにこれほどまでに大きな被害が出たのは初めてという。(翻訳・編集/如月隼人)
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