人民網日本語版 2018年8月7日(火) 19時50分
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航空機に乗ることにはある程度のリスクが伴い、「飛行機に乗らない方が良い」5種類の人が存在する。
台湾エバー航空の台北発米ヒューストン行きフライトの機内でこのほど、旅客の死亡事故が発生した。この旅客の死因は現在調査中だが、実のところ、航空機に乗ることにはある程度のリスクが伴い、「飛行機に乗らない方が良い」5種類の人が存在する。台湾「聯合網」の報道を引用して中国新聞網が伝えた。
(1)ダイビング後24時間以内の搭乗はNG
酷暑の夏、ダイビングを楽しむ人は多い。暑さが吹き飛ぶだけではなく、海底の美しい世界を堪能することができる。だが、ダイビング後24時間以内に航空機に搭乗すると、離陸後の低圧環境が原因で、皮膚のかゆみ、発疹、関節痛などの症状を発症する恐れがある。ひどいケースでは、器官の衰弱や麻痺が起こり、死に至る場合もあることから、注意しなければならない。
(2)深部静脈血栓症の患者は要注意
航空機に搭乗中は、狭い空間の中で長時間座り続けなければならないので、下肢の血液はスムーズに流れにくくなり、深部静脈血栓症を発症しやすくなる。これは、健康な人にとってはそれほど深刻な病気ではないが、心臓病患者や腿部静脈の手術を受けたばかりの人、静脈血管炎や血液凝固反応に異常が見られる人などのハイリスクグループにとっては、かなり深刻なダメージがもたらされる。
静脈血栓が肺に流れて肺部血管の流れが悪くなると、赤血球と酸素との結合が阻害され、呼吸困難、胸痛、喀血などの症状を引き起こし、症状が重い場合はショック死に至るおそれがある。このような症状が見られる患者の多くは、エコノミークラスに搭乗していることから、「エコノミークラス症候群」とも呼ばれる。
この状況を予防するため、旅客は水分やジュースを多めに摂取し、喫煙・アルコール・カフェイン含有飲料の摂取を避けること。身体を締め付けない、ゆったりとした衣類を身に着け、機内でも、首を動かす、腕をストレッチする、膝の曲げ伸ばしをする、すねを叩く、マッサージする、足首を回すなどの適度な運動を行うと良い。
(3)妊婦の搭乗は医師の許可を得る必要あり
妊娠の搭乗には一定のリスクを伴う。各航空会社は各社の方針にのっとり、妊婦の旅客に医師による証明書の提出を求めており、その搭乗条件は各社で異なる。例えば、台湾エバー航空は、「妊娠36週以上、すなわち出産日予定日から遡り4週間以内の妊婦、あるいは出産後7日以内の産婦は、搭乗を認めない」としている。
また、多胎児妊娠の妊婦、出産予定日から遡り12週から8週まで(つまり、妊娠28週から32週まで)の妊婦も、搭乗を認めていない。
このほか、搭乗前10日以内に入ると、主治医による証明が必要となり、航空会社からの医師が同意を確認した上で、妊婦の搭乗が認められる。搭乗48時間前になると、電話による予約が必要。
(4)落花生・ナッツアレルギー
落花生・ナッツの重いアレルギーは死に至るケースもある。座席の予約をする前に、医師に意見を聞き、このようなアレルゲンに接触するリスクについて検討してから、航空機を利用するかどうかを決定した方が良い。
(5)喘息、心臓、糖尿、感染症の患者
機内で心臓発作が起こる確率は地上の2倍と言われる。このため、航空会社は、最近心臓発作を起こしたことがある人に対し、なるべく搭乗を避けるように注意を促している。
また、空中は気圧が低い上、長時間狭い空間にいるため、喘息患者は搭乗前に常備薬を携帯していることを確認し、喘息発作が起きる原因をなるべく回避すること。
糖尿病患者は、病状を説明した文書を携帯し、手荷物に必要な薬を忘れずに準備し、航空券を予約する際にも、先に特別な機内食をオーダーしておくと良い。
伝染病の患者については、自分自身さらには乗り合わせる人のことを配慮し、可能な限り航空機の利用を避けるべきであろう。(提供/人民網日本語版・編集/KM)
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