<中国旅游>仏国仙城、九華山―シリーズ・中国四大仏教名山(3)

Record China    2012年7月23日(月) 18時31分

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19日、山西省の五台山、四川省の峨眉山、安徽省の九華山と浙江省の普陀山から成る中国仏教4大名山。シリーズ「中国四大仏教名山」、第3回は「九華山」を紹介する。

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2012年7月19日、山西省の五台山、四川省の峨眉山、安徽省の九華山と浙江省の普陀山から成る中国仏教4大名山。シリーズ「中国四大仏教名山」、第3回は「九華山」を紹介する。

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九華山(きゅうかさん)は、中国・安徽省池州市にある。周囲100キロメートル、99の山峰から成っている。九つの峰が、まるで蓮の花のように見えることから、李白の詩で九華(花)と名付けられた。地蔵菩薩の霊場とされ、中国四大仏教名山の一つである。

新羅の僧・金喬覚(きん・きょうかく/金地蔵)が757年、ここに化城寺を創建した。これをはじめに、全盛期には300以上の寺が建立された。今でも93の寺院、6400体の仏像があり、「仏国仙城」と呼ばれる。韓国、日本、東南アジア諸国からも観光客が訪れる。

■祇園禪寺(ぎおんせんじ)

祇園禪寺は九華山唯一の宮殿式建築である。「霊宮殿」(れいぐうでん)、「弥勒殿」(みろくでん)、「大雄宝殿」(だいゆうほうでん)、「客殿」(きゃくでん)等からなる。山門の裏側には、三つ目(みつめ)の「王霊官護法神」の像がある。九華山が道教の聖地でもあるため、金地蔵(金喬覚)が道教の守護神である王霊官を仏教の護法神としたものである。

■肉身宝殿(にくしんほうでん)

肉身殿はもともと、金地蔵塔(きんじぞうとう)と呼ばれる。神光嶺にあり、金地蔵(金喬覚)の墓があるところ。円寂した後の金地蔵の顔は、まるで生きているかのようにつやがよい。これは菩薩の生まれ変わりの兆しと認められているため、石塔を建立して地蔵を供養して金地蔵と尊び、埋葬されたここを肉身殿と呼ぶようになった。

■化城寺(けじょうじ)

化城寺は九華山に初めて建てられた寺院であり、九華山の総叢林である。寺院の入り口には現在、九華山歴史博物館が設けられ、九華山内の多数の文物を展示している。化城寺の名は、法華経から取られている。伝説では晋代(265〜420年)にインドの僧・杯渡がこの地に庵をつくり、唐代の開元年間(713〜741年)に檀号という僧侶が、寺額に「化城」と書き記した。

※本記事は楽旅中国(らくたびチャイナ)の特別提供。楽旅中国は、中国青年旅行社(CYTS)傘下で展開する中国旅行専門の日本語オンラインサービスです。

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