2012年7月17日、中国在ロシアハバロフスク総領事館は、現在中国船籍漁船1隻がロシア当局に拘束されていることを明らかにした。中国新聞ネットが伝えた。

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ロシアメディアが伝えたところによると、16日ロシアのパトロール船は日本海のロシア領海内で中国国旗を掲げた漁船を発見し、漁船に対し身元確認を行ったが、漁船からは応答を得られず、さらに漁船は逃走を図ったという。

ロシアのパトロール船は漁船を追う途中で威嚇射撃をし、その後パトロール船を漁船に衝突させ、ロシア兵士が漁船に乗り込んだ。中国漁船の乗組員は抵抗したため、ロシア兵士は発砲したが、死傷者は出なかったという。

また、ロシア兵士が漁船に乗り込む際に、17人いたと思われる漁船の乗組員のうち1人が海に転落し、依然行方不明だとロシアメディアは伝えているが、中国の総領事館は中国漁船の乗組員の転落及び行方不明については更なる調査が必要と述べた。

今回ロシア当局に拘束された中国漁船からは、約22．5トンのイカが発見され、さらに中国漁船はロシア領海内での漁業許可証を提示できなかったため、現在ナホトカ港に移送し、調査が進められているという。（翻訳・編集/内山）