2012年7月17日、チャン・イーモウ（張芸謀）監督の注目の最新作「龍吻」で、ヒロインに歌手フー・リン（胡霊）の名前が浮上している。北京青年報が伝えた。

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チャン・イーモウ監督の最新作は、製作費1億ドル（約80億円）と伝えられる「龍吻」。これまで16年にわたって手をとりあってきたプロデューサーのチャン・ウェイピン（張偉平）と決別し、独り立ちした監督が初めて手がける作品となる。長年にわたってコンビを組み、国際舞台に挑戦して成功をつかみとった2人だが、このほど決別が明らかになったばかりだ。

出演者には、米女優アンジェリーナ・ジョリー、台湾のカリスマ女優ブリジット・リン（林青霞）といった豪華な名前も報道されている。さらに、注目のヒロインとして最有力候補に急浮上したのが、中国の歌手フー・リン。国民的オーディション番組「超級女声」をきっかけに2007年にデビューし、もしも出演が決まれば演技は初挑戦となる。

チャン監督の関係者によると、台湾のオーディション番組に出演した彼女を見て、いきいきした印象を監督が気に入ったという。まっさらの新人を起用することを好み、これまでコン・リー（鞏俐）やチャン・ツィイーといったスターを生み出してきたチャン監督だけに、フー・リンが奇跡のラッキーガールになれるのかどうかが、注目されている。（翻訳・編集/Mathilda）