中国の学生、勉強しすぎで近視が増加―米メディア

Record China    2012年7月9日(月) 17時45分

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5日、中国では勉強のしすぎで学生の近視が進んでいる。写真は北京の小学校。

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2012年7月5日、米紙ロサンゼルス・タイムズによると、中国では勉強のしすぎで学生の近視が進んでいる。7日付で環球時報が伝えた。

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高校卒業時の近視の割合は、中国都市部で90%にのぼり、米国の学生の約3倍だという。さらに、うち10〜20%が強度の近視になるとみられている。都市化が進み、熾烈な学歴競争が繰り広げられるにしたがい、近視の学生も増加している。学校での学習や週末の補講以外にも、中国の学生は毎日4時間の家庭学習をすることがごく当たり前に行われている。

「保護者はわが子を最も良い小学校へ入学させ、さらに北京大学清華大学復旦大学などの一流大学に合格するために有利な最も良い高校へ入れようとする。教育のプレッシャーと屋外での活動時間という効果的な予防措置の不足が、まさに子供を近視にさせている」と中山大学中山眼科センターのイアン・モーガン客員教授は指摘する。

中国当局は2007年に、肥満症や視力低下を抑えるべく学校に体育の授業を増やすよう求めたが、多くの教育者や保護者が反対した。中山眼科センターの康南(カン・ナン)教授は、「これは米国人にバスケットボールやラグビーをするのを減らせというようなものだ」と述べている。(翻訳・編集/中原)

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