タイヤ損壊事件連発、犯人は空手師範の日本人、普段から「南京大虐殺はなかった」―江蘇省南通市

Record China    2012年7月9日(月) 11時56分

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8日、中国江蘇省南通市で、日本人の60代の男が車のタイヤをパンクさせたとして、地元警察に身柄を拘束されていたことが分かった。

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2012年7月8日、中国江蘇省南通市で、日本人の60代の男が車のタイヤをパンクさせたとして、地元警察に身柄を拘束されていたことが分かった。地元テレビ局・南通電視台が伝えた。

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男は南通市内の団地に住んでおり、自称空手9段。近くで空手道場を開いている“先生”だった。男の団地では1年ほど前から車のタイヤをパンクさせる事件が100件近くも起きており、警察は余罪を追及する構え。

頻発するパンク事件に業を煮やした住民の1人が、団地内の複数カ所に監視カメラを設置していた。男が犯行に及ぶ姿は少なくとも7月1日と4日の2日間、確認されている。住民はすぐに警察に通報、男は身柄を拘束されたが、高血圧の持病があるため長期間の拘留はされないもよう。

住民らの話によると、男は普段から道場の生徒に「南京大虐殺は存在しない」などと話したり、日本の軍国主義を宣揚する内容の映像を見せたりしていた。これまでにも、男が犯行に及ぶところを目撃した人は複数いたが、報復が怖いなどの理由で直接注意することはできなかったという。

警察が立件して、捜査を始めている。動機などについては、まだ分かっていない。南通市は江蘇省有数の工業都市で、多くの日系企業が進出しており、南京市からは車で3時間ほどの距離。(翻訳・編集/NN)

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