Record China 2018年7月11日(水) 5時50分
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10日、中国のポータルサイト百度に、「トランプ氏は、日本と韓国のどちらが米国にとってより重要と見ているのか」とする記事が掲載された。資料写真。
2018年7月10日、中国のポータルサイト百度に、「トランプ氏は、日本と韓国のどちらが米国にとってより重要と見ているのか」とする記事が掲載された。
記事はまず、トランプ米大統領の昨年11月のアジア歴訪について、韓国メディアが「日本は2泊3日で韓国は1泊2日」と、日程の日韓格差を取り上げて問題視していることを取り上げた。
その上で、「トランプ氏は、過去の米大統領とは異なるものの、アジア太平洋戦略は依然として継続しており、本質的に変わっていない。米国と日本、米国と韓国はどちらも同盟関係にあるが、その地位と機能に多少の違いがある」とした。
記事は、対中国問題において「韓国には悩みが多い」と指摘。「韓国は中国の本質的な敵国ではない。日本に対し、中韓は盟友関係にある。よって米国から見れば、韓国の役割は、主に朝鮮半島情勢に対処することであり、それは、米国と中国とロシアの衝突の最前線に打ち付けられた釘のようなものだ」とし、「駒で言えば、日本は、米国が中国に対するための明らかな駒であり、ロシアに対するための隠れた駒だ。一方、韓国は、米国が中国に対するための隠れた駒であり、ロシアに対するための隠れた駒でもある」と論じた。
その上で、「歴代の米政府はみな『日米同盟は米国のアジア太平洋政策の戦略的基礎である』という基本的国策に従ってきた。現在のトランプ政権は方向性を変えたが、日米同盟重視は変わらない。トランプ氏がアジア歴訪の最初の訪問先に日本を選んだことは『日本優先』を証明するものだ。日本の強大な経済力や優れた現代技術、そして米国のアジア太平洋戦略にどこまでも付き従う姿勢は、韓国が比肩できない重要な要素だ」とした。
記事は、トランプ氏について「独立独歩の大統領であり、その外交政策は、国際情勢に合わせて米国人にとって最もふさわしい決定をすることが多い」と指摘。「トランプ氏の目には、日本と韓国はどちらもアジアにおける駒であり、必要に応じて使い分ける。結局のところ、トランプ氏が最も優先しているのは米国経済の回復なのだ」と結んだ。(翻訳・編集/柳川)
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