フライメディア 2018年7月11日(水) 19時20分
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中国でキャッシュレス化や無人化に関する話題をよく聞くようになり、最近では、もうどんな業種や店舗が無人化になってもあまり驚かなくなったが、そうした中、久々に大きな注目を集めたのが、「ドローン・デリバリー」だ。
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中国でモバイバル・オーダー、モバイバル・決済、無人コンビニ、無人スーパー、無人カラオケなどと、キャッシュレス化や無人化に関する話題をよく聞くようになり、最近では、もうどんな業種や店舗が無人化になってもあまり驚かなくなったが、そうした中、久々に大きな注目を集めたのが、「ドローン・デリバリー」だ。
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フード・デリバリー産業の勢いが止まらず、競争も激化している市場で、小型無人航空機である「ドローン」を使ったデリバリーは、配達時間の短縮と人件費コスト削減という大きなメリットがあると期待されている。
今回、浙江省杭州市にある夢想小鎮(ドリームタウン)で、ドローン・デリバリーを体験してみた。ちなみに、夢想小鎮(ドリームタウン)とは、杭州市でスタートアップ企業が約1000社以上集結しているエリアだ。
このドローン・デリバリーの技術開発や運営をしているのが、迅蟻(Ant work社)というスタートアップ企業で、2018年1月、夢想小鎮(ドリームタウン)にあるスターバックスコーヒーと連携して、周辺へのドローン・デリバリーを試験的にスタートさせた。その後、KFCや周辺の店舗など、サービス店舗を増やしている。
スターバックスコーヒーとのコラボでみると、現在までに、累計約2000杯以上のコーヒーをデリバリーしているが、一度もミスなくユーザーのもとに届いているという実績をもつ。
実際、体験時にアイスコーヒーをオーダーしたが、届いたアイスコーヒーはほとんどこぼれていなかった。
ドローンが離着陸するデリバリー・ポイント(発着点)は現在のところ、3カ所。オーダーが入ると、スタッフがオーダーされた商品をドローンについているバッグの中にいれる。ここは“人力”で実施され、その後、専用アプリで設定し、ドローンを飛ばす。
ドローンは設定された航路を自動飛行するので、リモコンによる操作は必要ない。
ドローンが着陸した地点にもスタッフがいて、ユーザーのもとまで、“人力”でデリバリーする。
迅蟻(Ant work社)の担当者によると、車で約20分かかる距離をドローンは約7分で飛行する。現在のスペックでは、最長30キロメートル(片道)飛行でき、最大7キログラムの商品をデリバリーすることができるという。
ただ、店舗の商業圏などを考慮しているので、現時点でのデリバリー範囲は10キロメートル内に制限しているそうだ。
また、将来的には、“人力”で実施している部分も無人化していくそうだ。
今後、迅蟻(Ant work社)は、効率のよいデリバリーシステムの構築や導入を積極的に、かつスピーディーに取り入れていく考えだ。
ドローンを活用したサービスの次なるビジネスモデルへ、市場の関心も高い。(提供/フライメディア)
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