総額5100万円の密輸象牙を押収、自然をむさぼる自分勝手な人間―上海市

Record China    2012年6月22日(金) 10時5分

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20日、中国・上海市警察はここ5年来で最大規模の象牙密輸摘発に成功した。密輸品の中には象牙まるまる1本に彫刻が施されているものや、象牙から観音像を掘り出したものなど、さまざまな工芸品があった。その数は780点に上り、総額は約5100万円になるという。

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2012年6月20日、中国・上海市警察はここ5年来で最大規模の象牙密輸摘発に成功した。中国新聞ネットが伝えた。

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今回摘発した密輸団体は、違法に象牙を買い取り、その後販売を行っていた。押収された密輸品の中には象牙まるまる1本に彫刻が施されているものや、象牙から観音像を掘り出したものに、象牙製のネックレスなど、さまざまな工芸品があった。その数は780点に上り、総額は400万元(約5100万円)になるという。

象牙の国際的な取引は89年に禁止されたが、自然死した象の象牙取引を認めるなど、合法的な取引も一部には存在している。しかし合法的に取引される微々たる量では私利私欲にかられた人間の欲は満たせず、密猟や密輸が絶えることはない。ケニア野生動物機構の責任者によると、同国空港で逮捕される象牙密輸犯の90%は中国系で、密輸先は中国とその周辺国だという。(翻訳・編集/内山

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