2012年6月15日、中国・広西チワン族自治区南寧市の動物園で、生後間もない3匹のトラに授乳する母イヌが注目を集めている。チャイナフォトプレスの報道。

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3匹はアムールトラの赤ちゃん。5月24日に同園で誕生したが、母トラが初産のため子育ての仕方がよくわからず、育児放棄してしまった。そこで救いの手を差し伸べたのが飼育員の李国強(リー・グオチアン)さん。自身が飼育する雌イヌに3匹の子が生まれたばかりのため、彼女に乳母の役をさせようと申し出たのだ。

試しに赤ちゃんトラをあてがってみるが、母イヌは赤ちゃんトラを激しく威嚇し、初回は失敗した。最終的にはこの母イヌの尿を赤ちゃんトラたちにこすりつけ、匂いを移した。こうすることで、母イヌはトラたちを自身の子供だと“誤認”。3匹のイヌの子と3匹のトラの子、合わせて6匹の大所帯となったが、母イヌは自主的に6匹を時間差で授乳し、現在のところ仲良くやっているという。(翻訳・編集/愛玉)