香港の富裕層、「所蔵品を子供に相続」わずか25%―英機関

Record China    2012年6月21日(木) 9時25分

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14日、香港の富裕層のうち、宝石アクセサリーや美術品、名酒、アンティークカーなどの高級品コレクションを子供に引き継ぎたいと考えているのは25%にすぎないことが分かった。写真は香港で行われたオークション。

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2012年6月14日、人民網日本語版によると、イギリス・ロンドンに本拠を置く国際金融グループ「バークレイズ」(香港)はこのほど、最新の調査研究結果を発表、香港の富裕層のうち、宝石アクセサリーや美術品、名酒、アンティークカーなどの高級品コレクションを子供に引き継ぎたいと考えているのは25%にすぎないことを明らかにした。また、回答者のうち、コレクションを資産を増やすための「投資」と捉えている人も25%にとどまり、アジア全体の平均36%を下回った。香港中国通信社(CNA)が報じた。

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同調査は、全世界の富裕層2000人を対象に実施したもので、うち100人が香港人だった。香港の富裕層の資産のうち、高級品コレクションが14%を占め、アジアでは中国とシンガポールに次ぐ3位。ただ、そのコレクションを子供に引き継ぎたいと考えている富裕層は案に相違して25%にすぎず、世界でワースト3位。インドの67%や中国本土の52%を大きく下回った。

香港の富裕層に最も人気があるのは宝石アクセサリーで、回答者の85%がこの種の資産投資をしたことがあると答えた。次に人気があるのは貨幣で49%、以下、名酒48%、貴金属37%、アンティーク家具25%。

バークレイズのアジア太平洋地区・資産コンサルティング責任者・関天敏(グアン・ティエンミン)氏は「香港では投資よりも個人の趣味が重視され、それが富裕層が高級品コレクションを購入する要因となっている。そのため、相続者は自分の親のコレクションにはあまり興味を示さず、それを売って他の資産価値のあるものに変えようという心理になる。富裕層が子供に高級品コレクションを引き継ぎたいと考えるのであれば、その方法を前もって計画しておくべき」と指摘した。(編集/TF)

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