「中国の若者も幻覚剤を使えば創造力が生まれるかも」、大学副教授の発言に非難殺到―SP華字紙

Record China    2012年6月15日(金) 12時20分

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14日、シンガポール国立大学の副教授が、「中国の大学生の想像力と創造力を呼び起こすため、中国政府は若者の適度な幻覚剤使用を認めることを検討した方がよい」と発言し、物議を醸している。資料写真。

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2012年6月14日、シンガポール国立大学の副教授が、「中国の大学生の想像力と創造力を呼び起こすため、中国政府は若者の適度な幻覚剤使用を認めることを検討した方がよい」と発言し、物議を醸している。網易探索がシンガポール華字紙・聯合早報の報道として伝えた。

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驚きの発言をしたのは、シンガポール国立大学の石毓智(シー・ユージー)副教授。自身のブログに12日、「中国は若者向けに幻覚剤の適度な開放を検討した方がよい」と題した記事を掲載、「少量の幻覚剤は中国の大学生の想像力と創造力を呼び起こすかもしれない。そうすれば彼らはもう鬱々(うつうつ)と悩まなくてよいし、苦しまなくてもよい」と主張した。

石氏は、「中国からはなぜ、米アップル社の前CEOスティーブ・ジョブズ氏のような人材が輩出されないのか」をテーマとした著書を執筆中、ジョブズ氏は若い頃に幻覚剤のLSDに手を出したが、その時の幻覚体験がその後の創作活動に生かされていることを知った。「それなら、健康を害さない程度に中国の若者にも使用を認めればよいと思った」というのがその言い分。

「ジョブズ氏は生まれてすぐに養子に出されている。幻覚剤はジョブズ氏をその苦しみから救ってくれた。そうでなければ、この偉大なクリエイターはこの世に誕生しなかった」と石氏。「幻覚剤の使用が必ずしも悪や道徳の欠如と結びつくわけではない。社会が寛容でなければ、偉大な人材は生まれない」と独自の理論を展開する。

これを受け、ネット上では石氏に対する批判が止まらない。「たとえ少量でも幻覚剤は健康を害する」「薬物の氾濫に歯止めが利かなくなるだろう。少量の定義もあいまい」「ジョブズ氏は例外。普通の人なら中毒から脱け出せなくなる。彼の成功と薬物を結びつけるのはあまりにも短絡的」など、多くの反対意見が噴出している。(翻訳・編集/NN)

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