グーグル元中国代表、求職者侮辱のTV番組と全面対決!騒動は世界規模へ―中国

Record China    2012年6月12日(火) 17時46分

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9日、検索大手グーグルの元中国代表、李開復氏が中国の求職・求人マッチング番組に対し、フランス留学帰りの求職者を「学歴詐称」と侮辱したとして、仏3大華字サイトと共同で謝罪を求めている。写真は番組中、学歴詐称と決め付けられ、その場に倒れこんだ男性参加者。

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2012年6月9日、検索大手グーグルの元中国代表、李開復(リー・カイフー)氏が中国の求職・求人マッチング番組に対し、フランス留学帰りの求職者を「学歴詐称」と侮辱したとして、フランスの3大華字サイトと共同で謝罪を求めている。10日付で揚子晩報が伝えた。

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きっかけは、5月20日に放送された天津衛視の番組「非[イ尓]莫属」で、フランス留学帰りの求職者の男性に対して企業側代表や司会者が口々に「学歴詐称」と攻撃したこと。男性は山西省出身で、フランスで10年間学んだ後、帰国。自らのキャリアに合った仕事を探すため、同番組に出演した。

男性は大学院を卒業しており、「BAC+5」と表記された証明書も提出していたが、企業側代表の質問に上手く答えられなかった。こうした態度を見た企業側代表の1人が「フランスには短期研修コースがたくさんある。これは短大卒を示すもの」などと発言、男性はショックのあまりその場に倒れ込んでしまった。

これを受け、在中国フランス大使館は「BAC+5は大学院卒を示すもの」と擁護。フランス在住の留学生らも「自分たちも誤解される恐れがある。迷惑だ」と怒りの声を挙げていた。李氏は番組終了後、「番組が謝罪するまで抗議を続けよう」とネット上で賛同を求める投票活動を展開したところ、11万人が支持を表明した。

ところが、番組司会者の1人である徐睿(シュー・ルイ)氏がミニブログで、「李氏も学歴詐称。オバマ米大統領の同級生だと嘘をついている」などと反論。これに李氏が激怒し、フランス3大華字サイトと共同で世界中の留学生(元留学生も含む)に向け、「連名で謝罪を要求し、国家広播電影電視総局に抗議をしよう」とミニブログで呼び掛けた。(翻訳・編集/NN)

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