韓国で慰安婦訴訟を扱った映画公開、大きな反響―中国メディア

Record China    2018年6月28日(木) 21時50分

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28日、中国メディアの人民網は、韓国で慰安婦訴訟「関釜裁判」の実話を素材にした映画「Herstory」が27日に公開され、大きな反響を呼んでいると報じた。写真は韓国・ソウルにある慰安婦少女像。

2018年6月28日、中国メディアの人民網は、韓国で慰安婦訴訟「関釜裁判」の実話を素材にした映画「Herstory」が27日に公開され、大きな反響を呼んでいると報じた。

記事はまず、「Herstory」について「3人の元慰安婦と7人の元勤労挺身隊が1992年から1998年までの間、23回にわたって下関と釜山を行き来しながら日本政府を相手に繰り広げた法廷闘争を描いた作品だ」と紹介した。

その上で、「韓国国内では、1995年の『The Murmuring』から近年の『鬼郷』『I Can Speak』まで、ドキュメンターリーやドラマなどの映像という形で日本の慰安婦問題に関する故事や受け止め方を記録している」とし、「Herstory」は「戦後に彼女たちがどう生活し、どう抵抗したか。社会が彼女たちにどう向き合ってきたかなど、多くの新しい視点から慰安婦問題を扱っている」と伝えた。

さらに、韓国での公開初日には観客から「この作品では、残忍かつ謝罪のない歴史が静かに描かれている。だが見終えた後に胸を痛めない人はいないだろう」「歴史を鑑(かがみ)として、日本には心からの反省を望む」などの声が多く上がっているとした。

記事は最後に、「韓国政府に登録された慰安婦被害者239人のうち存命者は28人に減った」とし、ミン・キュドン監督の話として「慰安婦問題は依然として現在進行形だ。戦争被害者は勇気を持って残酷な歴史的犯罪を暴いている。罪を犯した側は歴史を直視し、社会全体で被害者の心の傷を癒やすべきだ」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)

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