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<日本人が見た中国>「南京大虐殺の真相は不明」発言は誤解、日本人コラムニストが声明を発表

Record China    2012年6月11日(月) 12時30分

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9日、南京で行われた著書の発売サイン会で「南京大虐殺の真相については不明」と発言し、大きな反発を招いている中国在住の日本人コラムニスト・加藤嘉一氏が中国のブログサイトに「声明」を発表した。写真は11年4月、南京で中国メディアの取材に応える加藤氏。

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2012年6月9日、中国・江蘇省南京市で行われた著書の発売サイン会で「南京大虐殺の真相については不明」と発言し、大きな反発を招いている中国在住の日本人コラムニスト・加藤嘉一氏が中国のブログサイト・網易博客に「声明」を発表した。以下はその内容。

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皆さん、こんにちは。ここ数日、ネット上で飛び交っている私の発言に関する議論について、体の調子が芳しくなかったため、皆さんへの説明が遅くなりました。大変申し訳ありません。深くお詫び申し上げます。

私が5月20日に南京先鋒書店で行ったイベントについて、様々な解釈がなされているようですが、事実はただ1つです。私はこの場を借りて、責任を持ってその事実を明らかにするとともに、当日の状況をもう1度説明したいと思います。

まず、読者の1人が質問をしました。その時の言葉はこうです。「中国と日本はいずれも歴史に対する認識に問題があります。私たちはどのように歴史の真相を理解すればよいのでしょうか?」。私はその場で以下のような意図で回答しました。

1、「日中双方はいずれも自らの歴史認識(ある特定の事件を指しているわけではない)に対して反省する必要がある。日本も中国も歴史に対して公開性や透明性が足りない部分があるからだ」。だが、この発言がその後メディアを通じて伝えられる過程で、一部の人に「中国人自身がもっと南京大虐殺(の歴史認識)について反省しろ」と言ったと誤解されたようです。それは事実と全く異なります。

2、歴史の真相を理解するには、様々な国や地域の多種多様な情報に触れる方がよい。それらを踏まえ、自分の頭で考えて判断することが大切。そうすれば、徐々に歴史の真相が分かってくる。

3、質問者に対する回答の中で、当時南京で起きた大虐殺事件をめぐり「不明だ」と言ったのは、「具体的な数字や細かい点」については「不明だ」という意味でした。日本の一般庶民としては、政府にしろ、民間にしろ、日中双方の立場や言い分がそれぞれ違うことに困惑しています。私もその真相を理解しようと努めている段階ですが、まだそのゴールには至っていません。

ですが当時、私が「不明だ」と簡単な言葉で済ませてしまったことで、一部の人に私が歴史問題を回避していると誤解を与えてしまいました。言葉に慎重さを欠いていたと思います。これは私の手落ちです。

今回の騒動で、私は多くのことを学び、反省しました。ここで改めて誠実かつ率直にお話ししたいと思います。

1、当時南京で発生した大虐殺事件について、この数年来、いかなる場面、形式においても、それを否定したことは1度もありません。公の場で何度も言っている通り、日本人は間違った戦争を起こしたことを誠実かつ謙虚に認めるべきだというのが、私の一貫した考えです。日本人は反省の気持ちを抱きながら過去と向き合い、現状を直視し、未来に向かわなければなりません。

2、今回、なぜこのような誤解を引き起こしてしまったのか。個人的な見解ですが、ネットユーザーが発表した1本のブログ記事が発端になっているように思います。ですが、それは私の真意とは大きくかけ離れたものです。当日の模様が動画サイトで公開されているのを見つけました(http://xianfengbookstore.diandian.com/post/2012-06-07/40028274032)。これが真実です。どうか、皆さんの目で直接確認して下さい。

3、当日は時間的にもゆっくりと発言する余裕がなかったため、あのような言葉になってしまいました。それが会場にいた多くの人たちの誤解を招き、報道の過程でさらに意図しない方向へと進んでしまいました。今後はこの点を良く反省し、自分の考えをはっきりと伝えられるよう努力していきたいと思います。(翻訳・編集/NN)

■加藤嘉一(かとう・よしかず)

2003年の北京大学留学以来、中国に在住するコラムニスト。2005年春の大々的な反日デモをきっかけに国内外で英フィナンシャル・タイムズ中国語版に寄稿するほか、中国国営TV局・中国中央電子台(CCTV)、香港の衛星TV局・香港フェニックステレビ(鳳凰衛視)などでコメンテーターを務め、講演活動も多くこなしている。そのほかイベント企画、司会、同時通訳、ネゴシエーターなど多面的な活動を展開。

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