2012年6月8日、スイス時計協会FHの報告によると、昨年の中国本土、香港、台湾を合わせたスイス製腕時計の売上額は426億元（約5300億円）となり、年間輸出総額の31．6％を占めた。文匯報が伝えた。

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スタンダード・アンド・プアーズの5月の報告書においても、2011年のスイス製腕時計の世界輸出総額は約193億スイスフラン（約　1兆6000億円）で、香港、米国、中国本土が売上国（地域）ベスト3となり、それぞれ総輸出額の21．2％、10．3％、8．5％を占めた。香港と中国の売上額は合計57億2000万スイスフラン（約4700億円）となっており、全世界輸出総額の29．7％となった。

スイス時計協会FHのデータによると、スイス製腕時計の輸出は、2003年から2008年までの成長率は10．8％だったが、金融危機後は2010年と2011年に反動的に伸び、それぞれ22％と19％になった。また、同期の中国本土に向けての輸出はそれぞれ57％と48．7％にまで伸びた。

香港の宝飾品小売、エンペラー・ウォッチ・アンド・ジュエリーの幹部によれば、この猛烈な増加の原因は「高級品市場の需要拡大と中国本土の観光客が購買力を増し続けていることによる」という。別の情報によると、2011年、中国が輸入したスイス製腕時計の数量は49％増と激増し、中国がスイス製高級腕時計の最も重要な市場になったことは疑いの余地がない。（翻訳・編集/中原）