2018年6月26日、中国新聞網は、韓国世宗市のマンションと商業施設などが入る複合施設の新築工事現場で同日午後、複数の死傷者が出る火災が発生し、中国人1人を含む3人が死亡、中国人14人を含む37人が負傷したと報じた。

韓国メディアの報道を引用して伝えたところによると、火災は、建築中の施設の地下2階部分で現地時間同日午後1時30分ごろに起きた。

施工者は、火災発生時に現場で作業していたのは169人だとしており、消防車49台が出動し、消防隊員約200人が消火に当たったが、建築中のため消防施設がないことに加え、可燃性の建築材なども多く、消火作業が遅れたという。

消防関係者によると、同日は地下で塗装作業などが行われていた。建物内には可燃性の建築材なども多かった。出火の原因については調査中だという。

記事は中国大使館領事部からの最新情報として、この火災で中国人1人が死亡し、重傷の1人と軽傷の13人は現在、複数の病院で治療を受けていると伝えている。

中国のネット上では、犠牲者を悼み、負傷者の回復を祈るコメントが多く書き込まれている。また死傷者の半数近くが中国人であることに驚きの声も上がっている。（翻訳・編集/柳川）