Record China 2012年6月4日(月) 13時33分
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5月31日、中国の時事評論家は「中国と日本、どちらがアジアのボス?」と題した記事を中国のブログサイトに掲載した。資料写真。
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2012年5月31日、中国の時事評論家、李[火韋](リー・ウェイ)氏は「中国と日本、どちらがアジアのボス?」と題した記事を中国のブログサイト・鳳凰博報に掲載した。以下はその内容。
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日本はアジアのボスの地位を中国に奪われることが心配でたまらないようだ。沖縄で開かれた太平洋・島サミットで、太平洋の島しょ国に今後3年間で最大5億ドル(約400億円)の資金援助をすることを表明した。中国も島しょ国にはかなりの援助をしている。中国に対抗して地域のリーダーとしての地位を向上させたい考えなのだろう。
だが、それほど心配することはない。中国と比べ、日本は依然としてかなり優勢だ。1人当たり国内総生産(GDP)は3万2000ドル(約250万円)で、中国の8200ドル(約64万円)の4倍以上。日本の昨年の特許申請数は34万件を超え、中国の3倍以上に上っている。
日本の相対的貧困率(すべての国民の所得を順番に並べ、中央の値の半分より低い人の割合)は16%。中国の貧困人口(年収2300元=2万9000円以下)は約1億人だ。だが、発展の勢いでみると、中国の経済成長率は過去数年、毎年平均9%増を維持しているのに対し、日本は一昨年がマイナス、昨年は0.3%増にとどまっている。
日本の債務残高はGDPの208%だが、中国は40〜70%。中国政府の発表と香港の専門家の推計に大きな差があるため、こうした表現になってしまうのだが。軍事費も日本の600億ドル(約4兆6800億円)に対し、中国は1000億ドル(約7兆8000億円)。日本は今年、増額したとはいえ、中国とはまだかなりの開きがある。
第2次大戦中、日本は確かにアジアのボスで、やりたい放題だった。だが、終戦後、米国にその座を奪われる。一方、中国は過去100年の間にやられてばかりの弱い国から、誰も手を出せないほどの大国へと変貌。日本とはちょうど真逆の道を歩んでいる。
いろいろ並べたが、結局、アジアのボスと呼ぶに相応しいのは中国なのか、それとも日本なのか?実はそのどちらでもない。アジアで依然として幅を利かせているのは米国なのである。(翻訳・編集/NN)
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