Record China 2018年6月23日(土) 5時0分
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20日、韓国・TV朝鮮は、KAIST(韓国科学技術院)が紙でできたロボットを開発したことを伝えた。資料写真。
2018年6月20日、韓国・TV朝鮮は、KAIST(韓国科学技術院)が紙でできたロボットを開発したことを伝えた。
映画の特殊効果には、コンピュータグラフィックス(CG)だけでなく、筋肉や皮膚の質感を再現したロボットが多く使われているが、これには費用と時間がかかる。記事によると、この問題を受け、韓国の研究グループは紙で作った「ソフトロボット」を世界に先駆け開発した。
同ロボットはすべて紙でできており、紙を重ねることによって3次元の立体形状を再現している。実物は単に紙を折りたたんだように見えるが、中にロボットを構成するのと同様のアルゴリズムが組み込んであり、セリフに合わせた顔の繊細な感情の表現を可能にしているという。
同ロボットは、3次元形状と目的の動作をコンピューターに入力して紙の展開図を作成し、これをプリンターに出力して積み重ねれば完成するため、金属材料よりも安価で製作時間が短く、大量生産が可能とのこと。
KAISTのイム・セヒョク博士は「目的の形があれば、高価な機器や高価な部品なしで、非常に短時間で簡単にロボットがつくれる」と話した。
この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「素晴らしい創造性だ。活用分野は無限な気がする。良い結果を期待する」「発想がすごいな」「衝撃的な技術革新」など期待の声が上がっている。
一方で「これをロボットと呼ぶべきか、紙人形と呼ぶべきか」「率直に言って、これは美術作品」など、同技術をやゆする意見も。
また「このような斬新な技術は公開しない方がいい。中国に盗まれる」と、技術の流出を警戒する声も見られた。(翻訳・編集/三田)
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