Record China 2012年5月31日(木) 4時35分
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30日、警視庁公安部が中国在日本大使館の1等書記官に対し出頭要請を行っていたとの報道は、中国国内でも伝えられている。報道について、“中国版ツイッター”では「そもそも外交官はスパイではないのか?」という主旨の冷めた書き込みが飛び交っている。
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2012年5月30日、警視庁公安部が中国在日本大使館の1等書記官に対し出頭要請を行っていたとの報道は、中国国内でも伝えられている。書記官は外交官の身分を隠して外国人登録証明書を不正に入手、国会議員や松下政経塾関係者らとも交友関係があり、諜報(ちょうほう)活動を行っていたとの疑いが持たれている。農水省による農産物の対中輸出促進事業にも深く関わっていたとされ、外部に漏れた関連機密文書の内容も把握していた可能性を報じられている。書記官は今月、任期満了ですでに帰国している。
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この報道について、“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトでは「そもそも外交官はスパイではないのか?」という主旨の冷めた書き込みが飛び交っている。
「外交官とスパイって同義語でしょ?」
「外交官ってみんなスパイじゃないの?日本では違うの?それとも、知らないふり?」
「外交官が諜報活動を行うのはきわめて正常なこと。それを外交部が否定するのも正常なこと」。
「多くの外交官がスパイ活動に従事しているなどという誰もが知っている常識を、なぜ今になってわざわざ話題にするのか?」
反対に、書記官をスパイと断定するには論拠が足りないとする声も。
「日本のマスコミは考えすぎ。わずかな私利のために、外交官が身分を偽って小銭稼ぎ?2008〜2012年の間に数百万円を得たと言うが、これはスパイ活動の報酬としては留学生のアルバイト代にも劣る額だ」。
「報道が事実なら、一連の諜報活動に必要とされる経費は月々数十万円をくだらないだろうな」。
「事実はそんなに複雑なものではない。この書記官は日本でちょっと副収入を得たかっただけだ。日本のメディアは皆スパイと騒いでいるが、彼がどのような情報を入手したのか誰も言及していない。副収入を得たいという心情は理解できるが許せるものではない。特に外交官であれば。彼は一個人としてではなく国家を代表している存在なのだから」。
日中国交正常化40年という節目の1年に、両国関係に立ち込める暗雲を指摘する声もあった。
「今年に限って、日中関係に波風が絶えないな。尖閣諸島問題、世界ウイグル会議(亡命ウイグル人の組織)代表大会の東京開催、中国要人の訪日中止など…」。(翻訳・編集/愛玉)
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