Record China 2018年6月15日(金) 22時0分
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大阪の焼肉店で起きた中国人女性客の追い出し騒動。中国人の食事マナーが改めてクローズアップされ、中国メディアは「自らの振る舞いを自省すべきだ」と促している。写真は焼肉。
2018年6月15日、大阪の焼肉店で起きた中国人女性客の追い出し騒動は、中国人の食事マナーを改めてクローズアップした。中国メディアは食べ放題の制限時間を超えたり、エビの殻などを床に落としたりする食べ方は「確かに問題」と批判。「自らの振る舞いを自省すべきだ」と促している。
騒動の発端となったのは先ごろ、中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」にアップされた動画。大阪の焼肉店で撮影されたもので、店員が「もう帰ってええから、もう帰ってください。そんなんいいですわ、あんな汚い食べ方してね、もうそんなんないですわ。もうむちゃくちゃですわ」と女性客2人を帰そうとしている様子が映っていた。
これに対し、中国では店側の対応をとがめる声も上がったが、日本のテレビ番組の取材で流れが一変。女性客は注文したエビの殻などを床に落とした上、90分の制限時間を超えても帰ろうとしなかったという。その後、ようやく席を立ったものの、会計時にスマートフォンで撮影を始めたために店員が制止。押し問答が30分ほど続いた末に動画の状況に至ったという。
この騒動について、中国メディアの今日話題は「中国人の間から『中国人の食べ方は確かに問題』と自省の声が出ている」との記事を掲載。「人種や国籍、宗教などで客を拒否してはならない。だが店の商品価値を守るため客に一定の基準を設ける場合もあることを知り、今回のような事例を通じて自らの振る舞いを自省すべきだ」と戒めた。
米華字メディアの多維新聞は「実際、どのような場で食事をするにしても、テーブルマナーは必要不可欠」と強調。「2人の女性客は“被害者”の立場を気取り、言ったもの勝ちとばかりに白黒を反転させた。これはある意味、『食べ方が汚い』ことよりもよっぽど醜いことだ」と非難した。「『ばかにされた』などという言い訳で、自らの素養の問題を隠してはいけない」とも厳しく諭している。
中国中央テレビの王志安記者は、トラブルに対する見解を「微博」で表明。「この中国人客が日本の焼肉店で見せた食べ方は、中国国内の同胞の多くに当てはまるのではないか」と指摘した。王記者は「(中国人の多くは)貧しかった時間が長すぎ、精神面で本当に被災者になっている。たとえ懐にお金があったとしても、『体面』という二文字が持つ価値は知らないのだ」ともつづった。(編集/日向)
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