Record China 2007年2月28日(水) 12時46分
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広東省では、人口の急増に伴い多くの地域で水不足が発生している。写真は2007年1月の広東省清遠市。干上がった川底で子どもたちが遊んでいる。
2007年2月26日、広東省水利庁は、数年間を要して作成した「広東省定額用水実施案」を2007年3月1日からの2年間にわたり試験的に施行することを発表した。これにより、3月1日から広東省全域では工業用水、農業用水、生活用水を使用する際の水量の限度枠が設けられることになる。
2年間の試験施行後、広東省の都市用水は、人口によって超特大、特大、大、中、小、村の6段階に分類され、都市の規模によって住民の水量使用限度枠が決められる。たとえば、定住人口900万人の広州市では、市民1人当たりの1日の生活用水使用限度枠は210リットルになる。
こうした規制が設けられる背景には、人口の急激な増加と社会の発展に伴い、広東省の多くの地域で水不足が発生していることがある。今後も見込まれる人口の増加により、水不足がより一層深刻化することが懸念されている。だが、住民の節水意識はまだ薄く、苦肉の策として水量使用の限度枠を設けることにしたものだ。(編集・佐々木康弘)
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