2012年5月9日、環球時報によると、米クリスチャン・サイエンス・モニター紙（電子版）は7日、中国での出産後の過ごし方について記事を掲載した。産後の過ごし方で異文化衝突が起こることもある。

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中国では古くからの習わしとして、産後1カ月の間は「月子」という産褥期（さんじょくき）を過ごすことになっている。その間、母子ともに家から出ることも、階段の昇り降りも、窓を開けることすら許されず、さらに身体を冷やさないようにと真夏でもエアコン禁止。身体を洗うこともできない。食べる物も精が出るように卵を使った料理が好まれ、冷たい水を飲むことは禁じられている。

近年では産褥期をビジネスとして扱う動きも出ている。至れり尽くせりのサービスを提供する企業が現れ、食事や身の回りの世話のほか、子どもの世話の仕方を教える講座も設けられている。

中国で出産する外国人女性も増えているが、こうした中国式の産褥期の過ごし方を「受け入れ難い」と感じる人が多く、あるカナダ人女性は雑誌に「夫から中国式の決まり事を強要される」と悩みを投稿。こうした制限を「ばかげている」と感じたが、夫と話し合い、毎日階段を昇り降りすることでストレスを解消したという。（翻訳・編集/岡田）