薄熙来氏、連行直前に電話で助けを求めるも回線は切断されていた=妻の谷氏は英国に不動産を所有―英紙

Record China    2012年5月1日(火) 6時8分

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30日、薄熙来・前重慶市委書記は連行直前に助けを求める電話をかけたが、回線はすでに切断されていたという。写真は12年3月、学生と交流する薄熙来氏。

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2012年4月30日、英国メディアによると、薄熙来(ボー・シーライ)・前重慶市委書記は新華社が政治局委員の職務停止を発表する前日の4月9日、北京で中央紀律検査委員会の何勇(ホー・ヨン)副書記と、中央組織部の張紀南(ジャン・ジーナン)副部長に連行されていたという。噂を聞いた薄氏は連行の1時間前に助けを求める電話をかけたが、回線はすでに切断されていた。台湾紙・中国時報が伝えた。

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何勇氏は中央紀律検査委員会で序列一位の副書記、張紀南氏は共青団派の大物。英紙『サンデー・タイムズ』は、逃れられないことを悟った薄熙来氏は二人に対し両手を挙げ、「覚悟していた」と述べたが、驚いた様子だったと伝えた。

また、英国の検視官はクラーク法務大臣にロンドンでの調査許可を請求、英国警察はヘイウッド氏の変死を独自調査できるようになる。

英紙『サンデー・テレグラフ』は、薄氏の妻・谷開来(グー・カイライ)氏が熱気球を大連に導入するという名目で英国の企業と60万ポンド(約7760万円)の契約を交わしたが、真の目的は資産の海外移転だったと報じた。

社内関係者によると、谷氏が息子の薄瓜瓜(ボー・グアグア)氏の英国留学費用20万ポンドを上乗せしようとするも、会社側から拒否され、不満そうにしていたと明かした。

さらに同紙は、谷開来氏が英国に複数の豪邸を所有していると報じた。うち一軒はロンドンのサウス・ケンジントンにある150万ポンド(約1億9500万円)相当のマンションで、故ダイアナ妃の旧居と同じ棟にある。このマンションは、薄瓜瓜氏のオックスフォード大学留学中の住居として使用されていたという。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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