Record China 2018年6月6日(水) 14時0分
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3日、香港英字紙サウスチャイナ・モーニングポストは「ゴキブリずし?病気を治し、ごみを肥料に変え、飲食店のメニューを揺るがすかもしれない養殖革命」と題する記事を掲載。記事では素揚げ風のゴキブリが乗ったすしの写真が紹介されている。資料写真。
2018年6月3日、香港英字紙サウスチャイナ・モーニングポスト(SCMP)は「ゴキブリずし?病気を治し、ごみを肥料に変え、飲食店のメニューを揺るがすかもしれない養殖革命」と題する記事を掲載。記事では素揚げ風のゴキブリが乗ったすしの写真が紹介されている。
記事によると、山東省のある養殖場では、ゴキブリ30億匹が毎日15トンもの食品廃棄物を「処理」している。関係者は「ゴキブリは毎日、体重の5%に相当する量を消費できる」と説明。「ごみを焼却したり埋め立てたりする従来の処理方法に比べ、このやり方はより環境に優しい。地下水を汚したり、埋め立て場周辺で出る住民からの不満といった問題もない」とも語る。
さらに、中国各地でゴキブリを使った料理を提供する店が出現しているといい、国連食糧農業機関(FAO)が13年に発表したレポートで「昆虫が将来の食料不足を解決してくれるかもしれないという考えは、もはや受け入れがたいものではないだろう」と紹介されたことに言及。同レポートは、昆虫食を食料不足の解決ルートの一つとすることを提案しているという。
食用ゴキブリを毎月10キロ出荷しているという四川省の業者は「最初は怖がられたが、今では多くの人が食べている」とコメント。記事は、ゴキブリが医薬品の材料になっていることに触れた上で、「中国のゴキブリ産業に対する熱中ぶりはいまや政府レベルにまで見られるが、消費者が受け入れてくれるよう説得する上での道のりは長い」と指摘している。(翻訳・編集/野谷)
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