明らかにコピー商品なのに!中国アニメの違法キャラクターグッズ販売、不起訴に―台湾

Record China    2012年4月26日(木) 19時23分

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26日、中国語圏全体で大人気の中国製アニメ「喜羊羊與灰太狼」のキャラクターグッズを無断で販売していたと指摘された台北市内の商店が、不起訴処分となったことがわかった。写真は北京で販売されている「喜羊羊與灰太狼」のキャラクターグッズ。

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2012年4月26日、中国語圏全体で大人気の中国製アニメ「喜羊羊與灰太狼(シーヤンヤンとホイタイラン)」のキャラクターグッズを無断で販売していたと指摘された台北市内の商店が、不起訴処分となったことがわかった。台湾・今日新聞の報道。

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「喜羊羊與灰太狼」は2005年より中国で放映されている人気アニメ。台湾や香港でも放映されており、台湾ではとくに関連商品がよく売れているという。このほど、台北市内のある商店が11点のキャラクターグッズ(無断で図案をプリントしたポーチやバッグ)を非公式に販売していたとして、台湾で同作の著作権を所有している英商資訊港公司がこれを訴える構えを見せた。しかし、検察機関の台北地検署は、中台間に結ばれた「海峡両岸経済協力枠組み協定(ECFA)」における平等互恵・漸進の原則に従い、この店舗の経営者を不起訴処分としたという。

台北地検署が不起訴とした理由は、「中国本土の著作権法においては、民事訴訟や行政処分を適用することはできるが、刑事責任を追及することはできない」というもの。さらに、関連法でも「営利目的で」「コピー製品の場合は1000点以上」「違法商品による売り上げが10万元(約128万円)以上」という条件に符合しなければ、刑事訴訟を起こすことはできないという。“中国製”のアニメだけに中国ルールが参照されるという、足元をすくわれた形だ。なお、この商店で扱っていた違法商品は、価格にして2100台湾ドル(約5800円)相当だった。(翻訳・編集/愛玉)

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