2012年4月24日、米華字ニュースサイト・多維新聞は、あるネットショップがトウ小平や温家宝（ウェン・ジアバオ）をモデルにした政治問題Tシャツを販売したと報じた。

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24日、大手アパレルサイトのネットショップに政治問題Tシャツが登場した。薄熙来（ボー・シーライ）前重慶市党委書記の更迭や温家宝首相の改革発言などが注目されているさなか、温家宝首相の言葉を使った「改革」Tシャツ、トウ小平の言葉を使った「南風拂面」（南風が顔をなでる）Tシャツが販売された。

中国では厳格なネット検閲が導入されており、政治的に問題があると見なされると削除される。そうした状況での挑発的な商品だけにネットユーザーの間ではたちまち話題となり、商品画像が次々と転載された。現在ではネットショップの販売ページはすでに削除され、マイクロブログなどに転載された画像も削除されている。

発売翌日には販売が禁止されたわけだが、話題作りに成功し知名度を上げたネットショップとしては損ではないという。政治問題さえも話題作りに利用する商魂のたくましさだと記事はたたえている。（翻訳・編集/KT）