日メコン首脳会談開催=「日本は中国の裏庭に忍び込んで火を放っている」―米華字メディア

Record China    2012年4月24日(火) 8時15分

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22日、中国とロシアの合同海上軍事演習が始まった。その前日に開催された「日メコン首脳会議」は、中ロの軍事演習への反撃であるとみられている。写真は中ロ合同演習の様子。

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2012年4月22日、中国とロシアの合同海上軍事演習が始まった。中ロの合同演習は、両国と領土問題を抱える日本に脅威を与えるものだとみられている。だが、その前日、日本は軍事演習に対する反撃を開始していた。米華字メディア、多維ニュースが伝えた。

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21日、日本は中国の「裏庭」、メコン川流域の5カ国を招いた「日メコン首脳会議」を開催し、2013年から3年間で約6000億円の政府開発援助(ODA)を供与することが決まった。

ミャンマーの元首として28年振りに訪日したテインセイン大統領は野田首相と会談し、日本は1987年以降凍結していた円借款の再開と、5000億円の債権のうち、3000億円の放棄を決定した。

日本のODAは各国のインフラ建設にも重要な役割を果たしている。アジアの主導権争いを見据え、時にイデオロギーを強調しつつ、日米同盟の影響も受けた明確な意図のある戦略が進められている。原発事故の復興資金不足にあえぐ日本が、巨額の資金を用意してメコン川5カ国に好意を示し、ASEANへの投資を加速させるのは、中国との競争を意識してのものだ。

英BBCは21日、東シナ海・南シナ海でそれぞれ中国との領土問題を抱える日本とASEAN各国が距離を縮めていると分析している。また、ミャンマーが民主化の道を歩み始めたことで、日本との協力のハードルは下がりつつある。

南シナ海問題が深刻化する中、一部ASEAN国家は他国の介入を求め、日本もそれに応じて同海域での影響力拡大を図っている。日本によるメコン川流域への投資は、攻撃と防御が一体となったものなのである。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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