英国式執事を雇う中国人富裕層が増加、考え方の違いで困惑する執事も―香港紙

Record China    2012年4月22日(日) 11時45分

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15日、中国人富裕層が英国スタイルの執事を求めるケースが増加している。写真は広東省東莞市の高級住宅。

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2012年4月15日、香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、中国人富裕層が英国スタイルの執事を求めるケースが増加している。しかし、雇用側と被雇用側の考え方に大きな違いがあるため、研修機関や仲介業者は急増するニーズに応じることができていないという。19日付で環球時報が伝えた。

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世界の富が欧米からアジアへと移りつつあり、北京や上海など富裕層の多い地域で家政婦や執事のニーズが高まっている。英国執事業界の関連レポートによると、お金はあるものの時間がない中国人とロシア人の英国式の執事に対するニーズが急増して供給が追いつかず、トップクラスの執事になると年収10万ポンド(約1300万円)以上、プラス臨時収入を得ているという。

ロンドンにある執事養成機関ビスポークの責任者は「彼らは欧米の富裕層が雇用している執事を見て、自分も雇用したいと考えている。中国人富裕層は英国スタイルを取り入れたがっている」と話す。

英執事団体の研修責任者は「中国市場向けの執事の研修は非常に複雑。ニーズは高いが、執事への有効な研修方法と雇用者側の考え方をいかに変えるかは誰にも分からない」と語り、「彼らは執事を召使いとみなしており、お互いが尊重し合うようになるにはまだ時間が必要だろう」と指摘した。ロンドンで中国人富豪に雇用されたある執事は、午前4時にハンバーガーが食べたいと要望され、困り果てたという。(翻訳・編集/HA)

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