Record China 2012年4月17日(火) 22時24分
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17日、中国黒竜江省ハルビン市双城市で日本人男性の寄付で建てられた「希望小学校」が売却されることになり、地元住民から不満の声が上がっている。写真は売却が決定した「笠野原希望小学」。
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2012年4月17日、中国黒竜江省ハルビン市双城市で日本人男性の寄付で建てられた「希望小学校」が売却されることになり、地元住民から不満の声が上がっている。中国国家ネットテレビ局(CNTV)が伝えた。
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売却が決まったのは同市金城郷楡樹村の「笠野原希望小学」。2002年に日本人男性の寄付で建てられた、村で唯一の小学校だ。同村はわずか450世帯余りの小さな村。村側の言い分によると、学校を建てた時に村が約20万元(約260万円)を借金して負担したが、いまだに返済のめどが立たないため、思い切って同校を売却することにした。50万元(約650万円)ほどで売却し、代わりに別の場所に小さな校舎を建てる予定。
これに怒ったのが村民たちだ。「まだ10年しか使っていないのにもう売ってしまうなんて」とやり切れない様子。楊聖峰(ヤン・ションフォン)校長も「村が決めたことなので、従うしかない」とあきらめ顔だ。楊校長によると、現在の児童数は84人。「これほど設備が整った学校はほかにない。離れたくないのだが…」と語る。
同村の幹部によると、すでに数人が購入の意思を示している。村側は「教室の半分は使われていない状態。学校を囲む塀もなく、雨漏りも始まっているため、決して安全とはいえない」としている。(翻訳・編集/NN)
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