2018年5月28日、韓国の第4次産業革命の基盤技術は5年後にも日米中に追いつけないという見通しが浮上した。マネートゥデイなど複数の韓国メディアが報じた。

記事はまず、韓国経済研究院が、第4次産業革命の12分野における日米中韓4カ国の今年の技術レベルについて、各分野の協会を対象にアンケート調査を行った結果を伝えている。12分野とは世界経済フォーラム（WEF）のクラウス・シュワブ会長が提示したもので、バイオテクノロジー、インターネット・オブ・シングズ（IoT）、宇宙技術、3Dプリンティング、ドローン、ブロックチェーン、新・再生エネルギー、先端素材、ロボット、人工知能（AI）、拡張現実、ビッグデータのコンピューティング技術だ。

韓国の技術レベルを100とすると、米国130、日本117、中国108ということが分かった。分野別にみると、韓国は米国より12分野すべて、中国とはブロックチェーン、人工知能、宇宙技術、3Dプリンティング、ドローン、日本とはブロックチェーン、宇宙技術、3Dプリンティング、先端素材、コンピューティング技術で劣っていることが判明した。さらに5年後についても、格差は縮まるものの、日米中3カ国の技術が韓国を上回ると見込まれているという。

また、第4次産業革命の対応において企業が感じる問題点としては「投資の不確実性」「専門人材の不足」「新ビジネスモデル創出の難しさ」などが挙げられており、第4次産業革命の活性化に向け産業間の協力、専門人材の育成、規制改革などが必要であると調査されたとのこと。

これを受け、韓国のネットユーザーからは「常識無し、無能、無責任の3無政権」「政治家や政府が未来の問題に関心がなく、政権が交代すれば与野党間で争うのに忙しい」「政治家は政治にしか興味がないから。どうせ対応機構を新設して国民から税金をとるんでしょ？」「いつも過去ばかりにとらわれてる民族だから当たり前」など韓国の政治を非難する声が目立ち、未来について「共産主義国家のようなこの国は、3流国家におちぶれるのも時間の問題」「この国の将来が心配」と不安の声も上がるほど。

その他に「韓国の教育の未来は暗い。子どもたちはどうしたらいいの」「失業問題や生活難のため若者は安定した公務員を目指す。だから当然の結果」など未来を担う若者に警鐘を鳴らすユーザーもいた。（翻訳・編集/松村）