日本の地下鉄には高さの違うつり革があり、さまざまな身長の人に便利なようになっている。地下鉄駅では日本人の親切さを実感した。私たちが立ち止まって路線図の前で駅を探していたところ、年配の日本人が近づいてきて、「Do you need help?」と聞いてくれたのだ。まさに「雪中に炭を送る」だ。私たち2人が大きな荷物を転がしているのを見て、エレベーターの入り口まで送ってくれた。また別の時には、出口を教えてくれたおばさんもいた。
夜はホテルの温泉に入ったとはいえ、やはりよく眠れず、朝早く起きてしまった。7時半に聞いた通りに一番有名な清水寺へ行くことにした。ホテルは京都駅の近くで、100メートルほど歩くとバスがたくさん出ていた。この数日は、毎回“Excuse me,we will go there”と言ってから、スマホを見せていた。日本人はたとえ知らなくても「知らない」とは言わず、スマホを取り出してGPS機能を使って位置を探し、正確な行き方を教えてくれた。この点やはり尊敬に値する。
初めてバスに乗ったので仕組みがよくわからず、バスカードがないと支払いができないのではないかと心配だったが、ちょうど隣に制服を着た年配の男性がいたので、カバンから硬貨を1枚取り出し、「by bus,can use it?」と聞いてみた。するとこの男性は「OK」と言った。よし、英語が得意ではない私だが、それでも交流はできるようだ。ハハハ!(翻訳・編集/山中)
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