食品薬品当局が企業側と癒着か、わずか1カ月で「不合格」を「合格」に―中国

Record China    2012年4月10日(火) 8時37分

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9日、中国国家食品薬品監督管理局が一旦は「不合格」と発表した製品が1カ月後には何事もなかったかのように「合格」に変わっていたことが判明し、物議を醸している。写真は中国で売られているスピルリナのサプリメント。

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2012年4月9日、中国国家食品薬品監督管理局が一旦は「不合格」と発表した製品が1カ月後には何事もなかったかのように「合格」に変わっていたことが判明し、物議を醸している。経済参考報が伝えた。

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同局は2月29日と3月5日、地方監督管理部門向けの内部通知で、鉛とヒ素が基準値を超えていたスピルリナ(藍藻の一種)を主成分とする栄養補助食品メーカー13社とEPAやDHAの含有量を偽っていたサプリメントメーカー8社を「不合格」としていた。

ところが、3月30日に発表された最新の抜き取り検査の結果によると、ブラックリストに載っていたはずの栄養補助食品メーカー13社は1社を除いていずれも「合格」に、サプリメントメーカー8社については、3社が「偽物製品」扱いとされただけで、残る5社の検査結果は公表されなかった。

この不可解な逆転劇に対し、中国のマスコミや世論は「企業側が同局に何らかの働きかけをしたことは明らか」と疑惑の目を向けている。(翻訳・編集/NN)

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