人民網日本語版 2018年5月19日(土) 0時30分
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オンライン旅行予約サイト・携程旅行網はこのほど、グローバル化への道のりで再び重要な一歩を踏み出し、日本に照準を合わせた。資料写真。
オンライン旅行予約サイト・携程旅行網はこのほど、グローバル化への道のりで再び重要な一歩を踏み出し、日本に照準を合わせた。今月16日、傘下のTrip.comブランドが日本で正式に運営をスタートし、日本の顧客に世界の旅行商品や24時間に日本語対応サービスを提供するようになった。携程は2017年11月に米国のオンライン旅行予約サイトのTrip.comを買収し、このブランドを傘下の新ブランドとして海外エリアにおける市場の普及拡大の取り組みをスタートした。
Trip.comは多言語対応の旅行予約プラットフォームで、海外市場を主なターゲットとし、日本語含む10数言語でサービスを提供することができる。携程の孫潔(スン・ジエ)最高経営責任者(CEO)は携程とTrip.comの両ブランド戦略について、「中国では引き続き携程ブランドを使用し、海外ではTrip.comブランドを使用する。方向性を明らかにして市場での普及拡大を進め、市場によって異なるさまざまな需要に対応する。日本のオンライン旅行市場ではモバイル端末の割合が徐々に増加しており、携程にとって今は非常に有利な市場環境だといえる」と述べた。また、携程関連部門の責任者は、「このたび日本で新ブランドを打ち出した後には、5年で国際市場での収入を40〜50%増やす計画だ。中でも日本市場を計画の最重要部分と考えている」と明かした。
実際、携程の協同創業者で執行理事会の梁建章(リアン・ジエンジャン)代表はさきに、「携程の国際化業務は中国人観光客の海外旅行だけに力を入れるものではなく、携程プラットフォームで海外ユーザーに提供する業務の推進にも力を入れていく」と述べた。2016年初頭、携程はグローバル化配置の大々的な推進をスタートし、欧州、インド、米国で相次いで投資を行った。Trip.comだけでなく、英国のスカイスキャナーも買収し、米国のシーガルホリデーとユニバーサルビジョンの現地旅行会社2社に戦略的投資を行い、インド最大のオンライン旅行代理店メイクマイトリップにも投資した。
だが業界関係者の中には次のような見方を示す人もいる。携程がこのたび日本のオンライン旅行市場に進出したのは、Trip.comブランドの輸出ではあるが、日本の現地旅行プラットフォームとの競争に直面することにもなる。また、国際市場への進出を続ける携程は絶えず取り組みを強化してはいるが、プライスラインとエクスペディアの世界的大手に正面から当たることとになり、将来より多くの市場シェアを獲得できるかどうかはしばらく様子をみる必要がある。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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