南京事件の「生き証人」、証言の保存へ―中国

Record China    2012年4月5日(木) 12時13分

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4日、侵華日軍(中国侵略日本軍)南京大虐殺史研究会に生存者の口述史分会が発足した。減少する生存者の証言を保存する動きが進められる。写真は11年12月、南京事件74周年の追悼式に出席した生存者とその家族。

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2012年4月4日、中国評論新聞社によると、侵華日軍(中国侵略日本軍)南京大虐殺史研究会に生存者の口述史分会が発足した。年月の経過とともに減少する生存者の証言を保存する動きが進められる。

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これまでも生存者の証言調査はたびたび行われてきたが、口述史分会の発足をきっかけに、事件そのものだけでなく事件を契機として大きく変わった被害者の一生を追うことや、深く掘り下げた証言の収集、国際的な口述史の体裁にのっとってモデル化を進めることも重視していくという。

新華社は、南京大虐殺の生存者を戦争の被害者であると同時に、歴史の生き証人でもあると報じ、彼らの話す言葉は歴史の最良の証言になるとともに、歴史を否定しようとする日本の勢力に対する最大の反撃になると伝えた。

南京大虐殺記念館の朱成山(ジュー・チョンシャン)館長によれば、事件からすでに75年が経過しており、被害者の多くは高齢のため次々に世を去り、現在生存している人はわずか200人前後で、平均年齢は80歳を超えるとしている。(翻訳・編集/岡田)

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