Record China 2018年5月18日(金) 10時10分
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16日、中国メディアの澎湃新聞に、「日本人はなぜ謝罪しまくるのか、不寛容社会のいびつな美徳」とする記事が掲載された。資料写真。
2018年5月16日、中国メディアの澎湃新聞に、「日本人はなぜ謝罪しまくるのか、不寛容社会のいびつな美徳」とする記事が掲載された。
筆者はまず、週刊誌でセクハラ疑惑が報じられ財務事務次官を辞任した福田淳一氏や強制わいせつ容疑で書類送検されたTOKIOの山口達也を例に挙げ、「日本では謝罪会見が次から次へと登場し、世間をにぎわせている」とし、「外国人の目から見れば、日本人は謝罪を楽しんでいるようにさえ感じられる」と指摘。日本では茶道、武道、剣道、柔道など数々の「道」があるように、謝罪にも「道」があるのではないかとする主張さえあることを紹介した。
その上で筆者は、こうした日本の「謝罪文化」の根源に、「寛容を許さない日本社会のいびつな美徳」を指摘する見方が日本国内であることを伝えた。
筆者は、NHKが16年5月、「今の日本社会についてどう思うか」について行った調査結果を紹介した。
それによると、「心にゆとりを持ちにくい社会だ」「他人の過ちや欠点を許さない不寛容な社会だ」「自分と意見や立場が異なる人を認めない不寛容な社会だ」と答えた割合はそれぞれ62%、46%、42%に上ったという。
筆者は、こうした「不寛容社会」の背景には「ほぼ単一の民族で構成され、比較的同質的な集団の中で育っていく日本では、思考や価値観が似たものとなり、そこから外れた異質な存在を排除する、日本特有の同質性社会がある」とする見方があることを伝えている。(翻訳・編集/柳川)
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