2012年3月31日、中国では毎年、新たに280万人のがん患者が増えていることが分かった。1日付で中国新聞網が伝えた。

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中国医学科学院腫瘍研究所の赫捷（ホー・ジエ）所長が明らかにした。部位別では肺がんが最多。肺がんの死亡率は30年前の10万人あたり5．46人から、同30．83人に増えた。がんの発症率は農村部より都市部の方が高い。原因は喫煙、食生活の欧米化、肥満や運動不足などが挙げられる。

こうした状況を受け、年内に中国国家がんセンターが開設される。赫所長は「個人病院と大都市の総合病院では、がんの治療法は異なる」と指摘。同センターの開設により、がんの体系的な予防や治療法の確立などを目指すという。（翻訳・編集/NN）