浙江大学の教員2人、タイで拾ったかばんをネコババ=防犯カメラにバッチリ映るも頑として認めず―中国メディア

Record China    2018年5月8日(火) 16時40分

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7日、観察者網によると、浙江大学の教員2人が、タイのホテルで拾ったかばんをネコババし、発覚後も頑として認めないという騒動があった。写真は中国の報道より。

2018年5月7日、観察者網によると、浙江大学の教員2人が、タイのホテルで拾ったかばんをネコババし、発覚後も頑として認めないという騒動があった。

記事によると、この件は浙江省の地元のテレビ局が取材し、今月4日に放送された。メーデーの休暇でタイを訪れていた金(ジン)さんは、4月28日、ホテルのフロントで青色のかばんを落とし、気が付かずにその場を離れた。中には現金2000元(約3万4000円)と飛行機のチケットが入っていたという。

ホテルの防犯カメラには、金さんがその場を後にした数分後に来た2人の女性が、このかばんを拾って中身を確認し、持ち去る様子が映っていた。また、別の防犯カメラにも、2人が周囲を気にしながら現場から持ち去ったかばんを物色する様子が映っていた。金さんから相談を受けたホテルは2人を呼び出し、金さんと一緒に防犯カメラの映像を見せた。ところが、この2人は「証拠映像」を突きつけられながらも、かばんを拾ったことを否定した。

2人は自称・浙江大学の教員。ネコババを否定しただけでなく、自分たちを中傷したとして金さんを非難。仕方なく、警察に通報し取り調べとなった。すると2人はかばんの持ち去りは否定しながらも、現金2000元を金さんに渡すという不可解な行動に出た。その理由について2人は「金さんがしつこいから」と話し、「触らぬ神にたたり無し」などと説明したという。

その後、記者の取材に対し、女性の一人は「私のかばんは黒。もう一人の先生のは青だったか水色だったか忘れた。私たちは拾うような動作をしているけれど、私自身は拾っていない」などと話した。

中国のネットユーザーからは、「みんな中国人を見て笑ってるよ」「本当に恥ずかしい。防犯カメラの映像という証拠が目の前にあるのに認めないとは」「この程度の人格で教師になれるのか?」「心から謝れば許してもらえたかもしれないのにね。映像が出てもなおもうそをつき通すとは恐れ入る」など、避難の声が殺到した。

浙江大学は今月5日にこの件について声明を発表。2人が学校の教員であることを確認しており、この件について調査を行っているとしている。(翻訳・編集/山中)

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