Record China 2018年5月7日(月) 17時10分
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1日、中国の自メディア・創業家は、日本のブランドが世界を席巻できる理由について論じた記事を掲載した。写真は江南駅の無印良品の広告。
2018年5月1日、中国の自メディア・創業家は、日本のブランドが世界を席巻できる理由について論じた記事を掲載した。
記事は、「日本を訪るたびに震撼する」という依文・中国手工坊の創業者である夏華(シア・ホア)氏による分析を紹介。同氏は日本を代表するコンビニチェーンの一つであるセブンイレブンと、中国でも人気の高い雑貨ブランド・無印良品について取り上げている。
まずセブンイレブンについては、フランチャイズ制を採用して自らは商品開発と配送などに専念する「ルーター式モデル」という特徴を持っていると指摘。178カ所の工場、100人の商品開発グループ、新商品をテストする100店舗の直営店を有することを挙げ、特に商品の生産、開発をはじめとするエンパワーメントが強い組織であるとした。
また、通常の商品に加えてコーヒー、書籍、宅配便の受け付けと荷物受け取り、現金自動預払機(ATM)などの各種をサービスを展開し、さらにサービスの範囲を拡大し続けていると指摘。消費者の生活により密接に関わっていく姿勢も成功のポイントであると説明した。
一方、無印良品については「毎年最初にキャッチコピーを作ってブランドの価値観を表現する。このスローガンは消費者の心理の変化に伴って毎年変わる。例えば、日本経済が下り坂に入った際には砂漠に残る足跡を描いたうえで『これでいいんだ』というキャッチコピーを付したポスターを作り、多くの日本人の共感を得た」と紹介した。
さらに「消費者の価値観を反映したキャッチコピーで理念を掲げ、この理念に基づいて製品企画、店舗デザイン、陳列、販売、PR、イベントというすべての作業が行われる。そこで示される完全性と統一性をもったライフスタイルが人々の心に響くのだ」と分析している。(翻訳・編集/川尻)
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