東シナ海など周辺海域の警備を強化、沿岸警備隊を組織し新型巡航機を投入か―中国

Record China    2012年3月22日(木) 15時11分

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21日、中国が東シナ海や南シナ海など周辺海域の警備を強化するため、国家海洋局などを統合して部(日本の省に相当)に昇格させるとともに、沿岸警備隊を組織する可能性があるという。写真は中国海監東シナ海総隊。

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2012年3月21日、中国紙・世界報によると、カナダの軍事専門誌カンワ・ディフェンス・レビューは、中国が東シナ海や南シナ海など周辺海域の警備を強化するため、国家海洋局などを統合して部(日本の省に相当)に昇格させるとともに、沿岸警備隊を組織する可能性があると伝えた。

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同誌によると、中国には現在、海上を管理する機構として、国家海洋局以外に、沿岸警備を担当する中国公安辺防海警部隊(海警)、領海や海洋資源の権益を守る海洋環境監視監測船隊(海監)、漁業に関する監督を担当する漁政漁港監督管理局(漁政)など、複数の管理機構が存在しているが、中国政府はこれらを一体化して部として昇格させ、沿岸警備能力の強化を計画している。その目的は、海洋権益の保護強化を図るとともに、海洋での紛糾や衝突への対応の準備にある。

さらに、部として昇格させた後、軽量型武器を装備した沿岸警備隊を組織することも検討している。この沿岸警備隊には強力なレーダー機能を装備した新しい海上巡航機「MA60MPA」を配備し、東シナ海や南シナ海など幅広い海域を巡行させ、海軍の偵察機を稼働させる前の監視力を大幅に強化するという。(翻訳・編集/HA)

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